「農薬の生態影響試験およびリスク評価に関する勉強会(第10回)」活動報告
農薬の生態影響試験およびリスク評価に関する勉強会(通称:農薬勉強会)は、日本環境毒性学会会員有志により2016年1月に発足しました(2022年11月25日現在の登録者数:48名)。
今回、第10回勉強会を開催しましたので報告します。第10回勉強会は、2022年11月25日(金)午前9時50分から午後4時30分にかけて対面(農薬工業会会議室)およびWebで開催しました。対面で23名、Webで18名の計41名が参加し、以下の6題の講演・話題提供がありました。
① US/EUの最新動向:絶滅危惧種(US)およびEDの評価(EU)
② AMA・LAGDA
③ 除草剤の作用機序と環境影響
④ 環境影響評価の現状と展望、データの活用
⑤ 新規試験方法
⑥ システマティックレビュー
農薬勉強会の活動も節目の第10回が終了し新しい段階に入りますが、生態毒性学に携る人達と農薬のリスク評価に係る考え方の最新動向を共有し、それぞれの能力向上と日本の今後に役立つような勉強の場を提供していきたいと思います。各国のリスク評価方法・試験方法・ガイダンス文書などの理解、会員からのQ&Aを中心に勉強を進めます。なお、2023年度の勉強会は、コロナ禍以前のように年2回対面で開催したいと考えています。
雜賀修(世話人)、松本建(発起人)
なお、勉強会は「Closed」で実施しており、開催案内は参加登録をしている学会員のみにお知らせします。参加を希望される方は、以下までご連絡ください。
世話人: | 雜賀 修(株式会社サイカポーダ) |
Tel: | 090-4004-9435 |
E-mail: | saikapoda@yahoo.co.jp |